B列車で行こう

3Dプリンターで作成したBトレインショーティーサイズの鉄道模型を紹介しています。

【Bトレ サイズ】EF53形電気機関車 キットの紹介と塗装方法

 この記事は、【Bトレサイズ】EF53形電気機関車キットと塗装方法を紹介しています。

 

 

EF53形電気機関車キットについて

実車の情報

 国鉄の前身である鉄道省が1932年から製造した直流用電気機関車です。

車両について

 初の国産大型電気機関車であるEF52形をベースに、旅客列車用として開発されました。EF52形と比べ歯車比を下げることにより高速性能を向上したほか、機器の信頼性と機能の向上が図られ、以降の省形電気機関車の基本形となりました。また、その高い性能と信頼性が認められ、16~18号機の3両はお召列車牽引用の機関車に指定されました。

 晩年は山陽本線 瀬野-八本松間の急勾配区間、通称「瀬野八」における補助機関車として運用するため、全号機が改造の末、EF59形に改番されました。

運用について

 登場後まもなくは東海道本線 東京-国府津丹那トンネル開通後は沼津)間の電化区間において、特急「富士」や「つばめ」などの優等旅客列車を中心に使用されました。EF58登場後は高崎線などの地方の電化路線で普通列車の牽引を行ったり、東京周辺の小運転に使用されました。

キットの情報

キット外観について

 KATOのチビ客車用動力ユニットのデッキを活用して、Bトレでは製品化のなかった旧形電気機関車を再現できないかと考えモデルを設計しました。キットは車体本体とデッキ2つからなります。組み立てにはKATOのチビ客車用動力ユニット 11-110が必要です。

尾灯とナンバープレートの形態として、戦前に東海道線で活躍していた写真では、デッキにカンテラ形の尾灯を備え、形式名入りのナンバープレートを装着していたことが確認できました。対して、戦後に高崎線で活躍する写真では、車体にカンテラ形の尾灯を備え、形式名のないナンバープレートを装着していました。そこでこの2形態を戦前仕様、戦後仕様として再現しました。また、保存機である2号機は埋め込み型の尾灯を装備しています。

ナンバープレートは印刷紙ですが各4種類用意しました。

戦前仕様

・1号機 日立製作所製のトップナンバー

・5号機 川崎車両・川崎造船所

・16号機 芝浦製作所・汽車製造製のお召列車牽引指定機

・18号機 川崎車両・川崎造船所製のお召列車牽引指定機

戦後仕様

・3号機 芝浦製作所・汽車製造製

・7号機 日立製作所

・8号機 日立製作所

・11号機 川崎車両・川崎造船所

 以下にKATOのチビ客車用動力ユニット 11-110の加工方法を紹介します。

 製品の手すり、ステップをニッパーなどで切り取ります。また、緩衝器を取り外します。

 これで、車両両端にデッキを取り付けることができます。

 アーノルドカプラーもそのまま使用できます。

対応シャーシについて

KATOのチビ客車用動力ユニット 11-110のみ

塗装例の紹介

 以下に塗装方法を紹介します。塗装例ですので、塗料や塗装方法などはあくまで参考としてご覧ください。

使用した塗料

 塗装例に使用した塗料は以下の通りです。

使用塗料

塗装工程について

車体本体の塗装

1.全体をサーフェイサーで塗装します。

2.全体をぶどう色で塗装します。

3.側面のタンク以外をマスキングします。

4.側面タンクをブラックで塗装します。

デッキの塗装

1.サーフェイサーを塗装します。

2.ブラックを塗装します。

パンタグラフの塗装

1.サーフェイサーを塗装します。

2.シルバーを塗装します。

 

全て組み立てて完成です。

パンタグラフはKATO 直流用パンタグラフPS14 11-401を取り付けています。

 Bトレ製品では旧型客車スハ43系やEF58と共演させたり、キットのEF55と並べたりして往年の電気機関車の雄姿を再現してみてください。

 

キットの購入はこちら

takethebtrain.hatenablog.jp