この記事は、【Bトレ対応】床下機器付き小型車両用床板(A,B,C)を紹介しています。
Bトレフレームについて
以前、Bトレ用床板不足解消のため、SHGフレームをもとに床板を設計し、出力しました。
この結果が概ね良好であったため、次のステップを試してみることにしました。
それは、床下機器表現です。
元々のBトレ台車はサイズ的にデフォルメされておらず、2個つけるとほとんど床板の長さと同一となります。なのでそもそも床下機器を表現できるスペースがなく、製品にそういった表現はありませんでした。
対してKATOの小型車両用台車はその名の通り小型車両を想定してデフォルメ化された台車であり、Bトレ床板に付けても床下にスペースが取れました。過去には、銀河モデルからそのスペースに貼り付けて床下機器を表現する板状オプションパーツも販売されていました。
個人的には、Bトレの床下表現はあまり重要視しておらず、動力も走行性能重視でポケットラインの2軸動力を使っています。
しかし、床板を作成できるようになった今、モデリングした床下機器を床板に付けて出力しても普通の床板と出力の手間はほとんど変わりません。
床下機器の固定の問題も解決して手軽に床下機器表現ができると考え、設計してみることにしました。
床下機器付き床板について
床下機器のサイズは台車の首振りのクリアランスを確保して幅10mmとすることにしました。
まずは現代の電車の床下機器を表現します。参考にしたのは E233系です。大まかにクハ、モハ、サハを表現する事にしましたが、用途を限定するものでもないため、バリエーション名称はA、B、Cとしました。
まずはクハイメージのAです。
制御器の機器箱と空気だめタンクを表現しました。
次はモハイメージのBです。VVVF主制御機と空気だめタンクを表現しました。こちらは車体側面に向かって床下機器がせり出しているのが特徴です。
最後はサハイメージのCです。小さい機器箱と空気だめタンクを表現しました。付随車であるサハは床下機器が少なく、実車では反対側が見えるのでこれもそのように見えるよう設計しました。
出力結果は良好でした。無塗装でも違和感は少ないです。塗装すればもっと自然になると思います。
重要視していないとは言ったものの、やはりあるとアクセントになります。特にモハとサハの違いがわかりやすいです。
今後は気動車の床下や雪国仕様の床下など、バリエーションを増やしていきたいと考えています。
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