【Bトレサイズ】レサ10000系キットの紹介と塗装方法
この記事は、【Bトレ サイズ】レサ10000系キットと塗装方法を紹介しています。

レサ10000系 キットについて
実車の情報

車両について
1960年代後半、高速道路網の整備に伴って鮮魚輸送においても機動性に優れたトラックが多く用いられるようになっていました。そこで時の国鉄は高速走行が可能な冷蔵車を開発し、長距離輸送の分野においてシェアの低下を食い止めようと画策しました。
こうして有蓋車のワキ10000形、コンテナ車のコキ10000形と共に最高速度100㎞/hで走行できる冷蔵車としてレサ10000形とレムフ10000形が開発されました。これらの貨車は共通の仕様として空気ばね台車のTR203形を備え、応答性に優れる電磁自動空気ブレーキを採用することで運転最高速度を100㎞/hまで高めることに成功しています。また、応荷重装置の装備で積み荷の重量に関わらず所定の距離で減速・停止ができるようになっているほか、ブレーキ管・元空気ダメ管の接続・切り離しが同時に行える密着自動連結器も装備しています。
レサ10000形は計137両が製造されました。全長13,700㎜tで車体中間に間仕切りがあり、2室構造でそれぞれに扉を備えています。荷重は12tずつの24tです。120㎜厚のガラス綿が断熱材として用いられ、室内にはドライアイスを搭載する棚や外部電源で点灯できる天井灯などがあります。冷蔵車はこれまで白の車体に青帯が巻かれていましたが、レサ10000は白一色で塗装されています。

レムフ10000形は11両が製造されました。高速貨物列車では最高運転速度の低い従来の二軸車掌車を連結することができないため、車体の一端に車掌室を設けた緩急車が製造されました。コキフ10000系はBトレでも製品化されています。この冷蔵車版がレムフ10000形です。
車掌室がありながらも全長はレサ10000と同じため、荷室の容積が減り荷重は8tずつの16tとなっていますが、構造はレサ10000形と同じです。車掌室もコキフ10000形のものと同じ構造で、台枠にボルトで固定されています。車掌室部分は青15号で塗装されています。車掌室側が必ず最後尾になるわけではないため、荷室側にもテールライトが装備されています。
レムフ10000形は大宮の鉄道博物館に収蔵されています。

運用について
両形式とも香椎貨車区が検査を担当し、全車両とも香椎駅常備となっていました。
100 km/hで走行する特急鮮魚貨物列車に専用で運用されました。1966年10月より、幡生 - 東京市場間に「とびうお」、博多港 - 大阪市場間に「ぎんりん」の愛称で運転を開始しました。
長崎、西唐津、博多港、上戸畑、下関といった各地から貨車が集まり、従来の鮮魚貨車では長崎 - 東京市場間で42時間30分を要し出荷後4日目のセリになっていたのが、運行開始により27時間に短縮され、出荷後3日目のセリに間に合うようになりました。これにより、他の国鉄冷蔵車が急速に衰退していく中で、レサ10000系による特急鮮魚貨物列車は実績を上げています。
当初は瀬野八の急勾配のため、「とびうお」は13両で下関を出発し、前日に送っておいた7両を姫路で連結して20両編成となって東京へ向かっていました。しかし1968年10月ダイヤ改正でEF66形が投入されると、下関から20両で運転することができるようになりました。
この他に、東北から東京への鮮魚輸送を行っていた「東鱗1号」での冷蔵車不足に対応するために一部のレサ10000形が八戸駅臨時常備の扱いで転属となっています。
1980年代に入ると、トラックへの移行がさらに進み、特急鮮魚貨物列車であっても編成両数が減少していきました。国鉄合理化の動きもあり、各地の卸売市場に隣接した貨物取り扱い駅の閉鎖と共に鮮魚貨物列車のコンテナ化が進められ、最終的に1986年3月に、最後に残った「とびうお」がコンテナ化されて運用を離脱しました。
キットの情報
キット外観について
実車が13m級のため、車体長はBトレ標準の60㎜より短い、54㎜で設計しました。
レムフは車掌室の分、荷室はデフォルメで1室です。車体長はレサと同じ54㎜です。


今回は車体に台車取付穴を備えています。シャーシ不要でN化可能です。

対応シャーシについて
シャーシは不要。KATO 小型車両用台車 各種を取付可能。
塗装例の紹介
以下に塗装方法を紹介します。塗装例ですので、塗料や塗装方法などはあくまで参考としてご覧ください。
使用した塗料
塗装例に使用した塗料は以下の通りです。





塗装工程について
車体本体の塗装
1.全体を白色サーフェイサーで塗装します。

2.白部分をホワイトで塗装します。レサはこれで終わりです。

3.ここからはレムフのみです。白部分をマスキングします。

4.側面を青15号で塗装します。


車掌車の荷室側妻面を青で塗るのを忘れないようにします。
(私は忘れてねずみ色で塗る羽目になりました…)
5.青部分をマスキングします。

6.屋根をねずみ色1号で塗装します。

7.マスキングを外し、台枠の部分以外をマスキングします。

8.ブラックで塗装します。

9.マスキングを外して完成です

組み合わせて完成です。

編成表

上図が、レサ10000系の編成例です。
久々に塗装が楽ちんな車両でした。インレタを貼るとなると地獄ですが…
白い車両は異色で存在感があります。真っ白というのも模型的な美しさがあります。もちろん汚してもいいと思います。
ぜひ模型で純白の長編成を再現してみてください。
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