この記事は、【Bトレ サイズ】E001形「TRAIN SUITE 四季島」 キットと塗装方法を紹介しています。
E001形「TRAIN SUITE 四季島」 キットについて
実車の情報
2017年に登場した、EDC方式の周遊型寝台列車(クルーズトレイン)です。
by photoAC
車両について
日本初となる、EDC方式の車両です。EDC方式とは、電化区間はパンタグラフで集電してモーターを駆動させ、非電化区間では搭載されたディーゼルエンジンで発電し、その電力でモーターを駆動する方式です。
E001形は直流1500V、交流20000V(50/60Hz)、交流25000Vに対応しているため、交直の境なく走行できるのはもちろん、新幹線用電圧の青函トンネルも走行できます。
車体はシャンパンゴールドを基調とし、四季島向けに特別に調合された「四季島ゴールド」で塗装されています。先頭車先頭部と5号車のエントランスドアのみアクセントで黒が塗装されています。
車内は全室A寝台のスイート。1,10の先頭車にはハイデッカー構造の展望室があり、5号車はラウンジカー、6号車はダイニングカーとなっています。
定員は10両合わせてわずか34名です。
運用について
クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」として運行されます。
季節ごとに日数の異なるコースがあり、最長のものは春~秋の3泊4日で上野から登別(回送で札幌)まで運転されます。
キットの情報
キット外観について
10両全て異なる形状で設計しました。
正面上部が前方に突出した特徴的な先頭車は、斬新なレイアウトの窓とディーゼルエンジン搭載部分をできる限り再現しました。屋根上のラジエーターファンなども見どころです。
先頭部はダミーカプラーを取り付け可能です。
KATOの台車を取り付ける場合はスカートが干渉するので、写真のように逆向きに取り付けてください。
中間車は主に、低天井車体と高天井車体の2種類に分類されます。
低天井車体は、屋根にパンタグラフなどの集電系の機器を備えるグループです。交直切替器や交流遮断器などの多数の屋根上機器とがいしが特徴で、その複雑な構造を一体成形で再現しました。クーラーは別パーツです。
Bトレのパンタグラフは折りたたんだ状態で表現されていますが、この車両はすべて折りたたんだ状態でも走行できるという珍しい車両です。
高天井車体は、2階建てグリーン車と同様のバスタブ構造で車内空間が大きくとられており、ラウンジ、食堂、ロイヤルスイートに使用されています。高い位置にある窓が特徴です。こちらのクーラーは一体成形です。
屋根上機器は立体表現となっている部分もあります。取り扱いには注意が必要ですが、実車の構造をデフォルメしつつ再現してみました。
対応シャーシについて
準備中
塗装例の紹介
以下に塗装方法を紹介します。塗装例ですので、塗料や塗装方法などはあくまで参考としてご覧ください。
使用した塗料
塗装例に使用した塗料は以下の通りです。
塗装工程について
車体本体の塗装
1.全体を灰色サーフェイサーで塗装します。
2.全体をシャンパンゴールドで塗装します。
3.先頭車と5号車の黒塗装部以外をマスキングします。
先頭車の黒の塗分け部は彫りこみでラインが入っています。これに沿って曲線用マスキングテープを貼ることで正確に塗り分けることができます。
4.ブラックで塗装します。
5.マスキングを外し、屋根部以外をマスキングします。
7.屋根を灰色サーフェイサーで塗装します。
8.先頭車と高天井車体の銀色部以外をマスキングします。
9.シルバーで塗装します。
10.マスキングを外します。
11.先頭車の側面窓部以外をマスキングしてブラックで塗装します。
12.マスキングを外し、角のアールがついた部分などの細部をエナメルの黒の筆塗で仕上げます。
クーラーの塗装
1.灰色サーフェイサーを塗装します。
2.シルバーを塗装します。
連結ホロの塗装
1.灰色サーフェイサーを塗装します。
2.ねずみ色1号を塗装します。
連結器の塗装
1.灰色サーフェイサーを塗装します。
2.ブラックを塗装します。
組み合わせて完成です。
編成図
上図が、E001形「四季島」の編成図です。
屋根裏には号車番号を刻印しているので、1号車から同じ向きで並べれば前後も一致します。
特徴的な先頭車の形状と窓の配置はBトレサイズの模型でも存在感があります。Bトレサイズなので、10両フル編成でも手頃なサイズになるのもうれしいポイントです。
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