B列車で行こう

3Dプリンターで作成したBトレインショーティーサイズの鉄道模型を紹介しています。

【Bトレ サイズ】近鉄80000系 ひのとり キットの紹介と塗装方法

 この記事は、【Bトレ サイズ】近鉄80000系 ひのとり キットと塗装方法を紹介しています。

 

近鉄80000系 ひのとり キットについて

実車の情報

 2020年に登場した、近鉄の特急形電車です。

by photoAC

車両について

 名阪甲特急用に開発され、6両編成と8両編成が導入されました。

アーバンライナーと同じく2クラス制で、上位クラスのプレミアムシートは先頭車ハイデッカー構造に本革を使用したシートなど観光特急しまかぜの仕様を継承しています。

流線形のスピード感ある車体は艶の深いメタリックレッドで塗装され、プレミアムゴールドの帯を配しています。

近鉄の特急車両はこれまでプラグドアを採用していましたが、当形式では引き戸を採用しています。

また、ホームドアへの対応を想定し、ドア位置は通勤形車両と揃えられています。

運転室は非貫通構造で、連結器は通常引き込んだ状態となっています。

6両編成は8両編成の1~3号車と6~8号車で編成されます。

検査の都合上、8両編成は4両ずつ分割するため、4,5号車には構内入換用に簡易運転台が備わっています。

運用について

 定期運用では、大阪難波近鉄名古屋間の名阪甲特急と、大阪難波近鉄奈良間の阪奈特急に使用されています。

2021年より名阪甲特急が全て「ひのとり」での運行になりました。それに伴い、名阪乙特急は全て「アーバンライナーplus・next」での運行となりました。

キットの情報

キット外観について

 6両編成は8両編成時の1~3,6~8号車で構成されています。

 先頭車は特徴的な流線形前面とハイデッカー構造を再現しました。

屋根に逆向きに取り付けられた無線アンテナも立体的に造形しています。

ダミーの連結器が取り付け可能で、引き込まれた状態を再現しています。

 中間車について、クーラーは一体成形、パンタグラフは別パーツです。

 先頭車のスカートが干渉するので、KATOの台車を装着する場合は下の写真のように逆向きに取り付けてください。

 7号車の屋根のヒューズボックスは立体的に再現しました。

対応シャーシについて

 準備中

塗装例の紹介

 以下に塗装方法を紹介します。塗装例ですので、塗料や塗装方法などはあくまで参考としてご覧ください。

使用した塗料

 塗装例に使用した塗料は以下の通りです。

使用塗料


塗装工程について

車体本体の塗装

以下の塗装例は窓周りのライン状の部分について、ライン表現を省略した塗装です。

1.全体を黒色サーフェイサーで塗装します。

 通常、サーフェイサーは灰色か白色を使用しますが、塗装例では黒色を使用しています。下地を黒にすることで、実車の艶が深く濃いメタリックレッドを再現しています。

2.車体側面をメタリックレッドで塗装します。

3.窓周りをマスキングします。

4.ブラックで塗装します。

5.マスキングをはがします。

6.車体側面をマスキングします。

7.屋根と妻面をジャーマングレーで塗装します。

8.先頭車の前面部以外をマスキングします。

9.ブラックで塗装し、マスキングをはがします。

10.ゴールドの帯部以外をマスキングします。

11.帯をゴールドで塗装します。

12.マスキングをはがします。

13.側面ライン模様部以外をマスキングします。

14.スモークグレーで塗装します。

15.マスキングを外します。

16.お好みでロゴを切り出し、水性のりなどで貼り付けます。

パンタグラフの塗装

1.黒色サーフェイサーを塗装します。

2.ジャーマングレーを塗装します。

3.舟体にエナメルのシルバーを筆塗します。

連結ホロの塗装

1.黒色サーフェイサーを塗装します。

連結器の塗装

1.黒色サーフェイサーを塗装します。

 

 組み合わせて完成です。

 

編成図

・ひのとり 6両編成

 上図が、ひのとりの編成図です。

 

 実車は3層のメタリックレッドに2層のクリア塗装を合わせた計5層の塗装により、艶の深い車体色を出しているそうです。

ぜひ模型で再現して、「しまかぜ」や「アーバンライナーnext」などの近鉄車両と共演させてみてください。

 

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