この記事は、【Bトレ サイズ】E353系 あずさ(基本編成) キットおよび【Bトレ サイズ】E353系 富士回遊(付属編成) キットと塗装方法を紹介しています。
E353系 キットについて
実車の情報
2017年から営業運転を開始した、JR東日本の直流特急形電車です。
by photoAC
車両について
中央本線の特急「スーパーあずさ」に使用されていたE351系および特急「あずさ」「かいじ」に使用されていたE257系0番台の置き換えのために新造された特急形電車です。9両の基本編成と3両の付属編成で構成されます。
連結を行う先頭車(3・4号車)は貫通構造となっており、連結時は編成間の行き来が可能です。貫通構造でない先頭車(1・12号車)も外観上同一に見えるようデザインされています。
空気ばね式の車体傾斜機構を備えており、曲線通過時に車体が傾斜しても車両限界内に収まるよう、車体断面は屋根部に向かって絞り込むような形状となっています。
運用について
2017年の導入当初は「スーパーあずさ」4往復に充当されました。2018年には「スーパーあずさ」全列車が置き換えられ、「あずさ」「かいじ」の置き換えも進みました。
2019年に「スーパーあずさ」の名称が廃止され、「あずさ」「かいじ」は一部の臨時列車を除きすべてがE353系に統一されました。
また、新設された富士急行線直通特急「富士回遊」や「中央ライナー・青梅ライナー」に代わる特急「はちおうじ」「おうめ」、篠ノ井線の平日運行の臨時特急「信州」にも用いられています。
キットの情報
キット外観について
1号車から3号車の付属編成3両セットと4号車から12号車の基本編成9両セットを作成しました。
クーラーは別パーツで表現しています。
注意点として、基本編成と付属編成は先頭車の車体長の関係で連結することができません。
9両 基本編成
3両 付属編成
ダミーの連結器は2種類用意しました。ひとつは1,12号車用のカバー付き連結器、もう一つは3,4号車用の電気連結器付き連結器です。
3,4号車のスカートは電気連結器のために実車と同じく少し切り欠かれています。
対応シャーシについて
準備中
塗装例の紹介
以下に塗装方法を紹介します。塗装例ですので、塗料や塗装方法などはあくまで参考としてご覧ください。
使用した塗料
塗装例に使用した塗料は以下の通りです。
塗装工程について
車体本体の塗装
1.全体を白色サーフェイサーで塗装します。
2.全体をホワイトで塗装します。
3.バイオレットのライン部分以外をマスキングします。
※白飛びしていますが、先頭車は曲線用マスキングテープでマスキングしています。
車体側面とバイオレットの帯の境界は、屋根部に向かって絞り込みが始まる部分です。
4.メタルブルーとメタルバイオレットを1:1で混合した塗料でライン部分を塗装します。
5.ライン部分をマスキングします。
6.屋根をねずみ色で塗装します。
7.先頭車の屋根部をマスキングします。
8.先頭車の前面をミッドナイトブルーで塗装します。
9.マスキングをはずします。
10.側面窓周りをマスキングします。
11.ブラックで塗装します。
12.一部マスキングをはがし、黒のライン部分以外をマスキングします。
13.ブラックで塗装します。
14.マスキングをはがします。
15.先頭車にロゴを水性のりなどで貼り付けます。
クーラーの塗装
1.白色サーフェイサーを塗装します。
2.ステンレスを塗装します。
パンタグラフの塗装
1.白色サーフェイサーを塗装します。
2.ステンレスを塗装します。
連結ホロの塗装
1.白色サーフェイサーを塗装します。
2.ねずみ色を塗装します。
連結器の塗装
1.白色サーフェイサーを塗装します。
2.ブラックを塗装します。
組み合わせて完成です。
編成図
・基本編成(あずさ、かいじ)
・付属編成(富士回遊)
上図が、E353系の編成図です。
都市風景はもちろん、山間風景も似合う車両です。
共演させられるE233系中央線や211系長野色がBトレ製品にあるのもうれしい点です。
塗装難易度は比較的高めですが、精悍な特急車両をぜひ制作してみてください。
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